私が小学校低学年・・・1年くらいの頃
昭和40年代ですね

その頃は、野良犬と呼ばれる「飼い主さんのいない犬」がまだまだたくさんいました。
犬大好きだった私は団地に住んでいて、もちろん「犬の飼育禁止」
両親の前で泣いて泣きまくって懇願したけど、犬を迎えることは無理

そんな私が近所の原っぱで真っ白な犬、今で言うミックス犬・・・雑種の犬を見つけました。
とっても人懐こくて、すぐに仲良くなって・・・・
毎日毎日、学校から帰ると原っぱへ。
「シロ」と名付けたその犬はいつも待っててくれるみたいに、ちゃんとそこにいてくれました。
手に握りしめて持って行ったオヤツをあげたり、一緒にたくさんたくさん遊んで。

家に帰ると母に「犬と遊んだ?」って聞かれたなあ
「ううん・・・遊んでない」
絶対にわからないと思っていたけど、洋服に真っ白な毛がいっぱいついてたって。
何年も経ってから母が笑いながら教えてくれました。

何日かすると、もう一頭、真っ白な犬が現れました。
シロより大きな犬
小学校低学年の私にはゴールデンレトリバーくらいの大きさに見えていました。
シロと同じ白い犬で、シロより大きいから・・・お母さんだ!と勝手に思い込み。
「ノラ」と名付けました。

シロとノラは毎日毎日原っぱで待っていてくれて、日が暮れるまで遊びました。
そうすると・・・・少しずつ子供たちが集まってきて・・・・。
子供と犬・・・それはそれは楽しかった。

「空き地の原っぱで大きな野良犬と小さな子供たちが遊んでいる」
その光景は大人たちの目に留まりはじめました。
飼い主さんがいないのですから、狂犬病の予防注射などは勿論していません。
もし噛まれたら・・・・子供が危ない!
大人たちは心配しました。

そう・・・・

何日かして、シロとノラは忽然と姿を消しました。
私たち子供といれば食べ物がもらえる状況でどこかへ行くことは考えられません。
何日も何日も、学校が終わると「今日はいるかもしれない」と原っぱへ・・・
でも、それっきりシロとノラに出会うことはありませんでした。

何十年も経って・・・
今でもシロとノラをよく思い出します。
もちろん、寿命を全うしたとしても生きているはずはないけど。

無責任にオヤツをあげて、人々の目につくようなことをしてしまった。
誰かに手放されてしまった犬だったかもしれないのに。
飼い主のいない犬になってしまったのは彼らのせいじゃないのに・・・

色んな犬と出会ったのに、シロとノラのことだけは忘れられません。
「ごめんね ごめんね」と。

犬・・・動物にはみんな幸せになってほしい。
温かい家で、美味しいごはんを食べて・・・

犬の仕事をするようになったけど、いつもシロとノラが自分の中のどこかにいます。
いつか「ごめんね」から「ありがとう」の気持ちに変わるまで、私の恩返しは続きます。



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現行犯逮捕なのだ

元気いっぱいだね!シェルちゃん

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